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特集記事>第1章
■特集記事 プロジェクト管理について
第1章 スケジュールを守るプロジェクトの進め方
”進捗管理”と言うのは、決められた期間のスケジュールを作成して、それに沿って管理すると言う
のが大前提です。
ですが、必ずと言っていいほどスケジュール通りに作業が進みません。
途中で仕様が変更されたり、想定以上に開発作業に時間がかかったり、その遅延理由は様々
です。
その遅れを取り戻すため、深夜残業をしたり休日出勤をしてリカバリーを図るのですが、それも思う
ように進まなくて、いわゆる”火が吹いた”プロジェクトと化します。
それからは人員を投入しても、すでに遅くどうにもならない状態になり、全体スケジュールを遅らせ
る事になってしまいます。
・・・これが大抵のプロジェクトの現実です。
何故でしょうか?
見積もりが甘かったから? 開発者のスキル不足? 要件の検討不足?
きっと、プロジェクトリーダーは頭が痛いと思います。
では、どうすればスケジュールを予定通り進める事ができるのでしょうか?
まず第一に、メンバーが開発した成果物を早めに確認することです。
「遅延はありません。」、「予定通り進んでいます。」等と言うメンバーからの報告に対し、あなた
はどう答えていますか?
「わかりました。引き続きよろしく。」、「そうですか。では次の方」と簡単にすませているのではない
でしょうか?
進捗通りに進んでいるから、それで良いと思わないで下さい。そこには大きな穴がある場合が
あるんです。開発スケジュールを重視するあまり、ろくにテストもせずにどんどん進んでいる事
もありえます。
そんな事は考えられないと思う方もいるでしょうが、せっぱつまってくるとありえない行動を取る
場合もあるんです。そこが盲点です。
特に残業、残業の毎日で心身ともに疲れ果ててくるとその危険は高くなります。
予防策としては、成果物をメンバー同士でクロスチェック※1を行わせると言うのも一つの方法
です。少なくても成果物の資料不足についての確認は取れます。
一番良いのは有識者による対面確認です。
これは時間がかかるので、最重要と言える部分についてのみ絞って行うべきです。
※1 クロスチェックとは
出来上がった成果物を互いに交換して確認させる方法。
テスト精度は確認できないが、荷揃い不足はチェック可能である。
第二に、スケジュールの更新を怠らないと言うことです。
あなたは、スケジュールを作成することで満足していませんか?
スケジュールは、その内容を常に確認して最新化することが重要です。その為には、管理者が
きちんとスケジュールを更新することが大切です。
いくらすばらしいスケジュールを作っても、更新されていなければ意味がありません。
こう言うと 「色々忙しいくて、つい」 とか 「メンバーにまかせているから」 とか言い訳をする方も
いますが、その為にいるのが管理者だという意識をきちんと持って欲しいところです。
第三に、要件変更(仕様変更)をどこまで許容するのかと言うことです。
たしかに顧客が言うことは絶対かも知れません。
ですが、予算や期間が決まっている物に対して、全体にインパクトが発生する変更をそのまま
取り込むのはナンセンスです。
此処までは行うが、これ以外は別案件として行わないと開発が間に合わなくなると言うのは、
顧客に正しく伝えるべき事項だと言えます。
なにを優先させるべきか? その判断を誤るととんでもない事態に陥ります。
これはリーダーの判断一つにかかっています。
また、口頭レベルでは絶対動かないと言うことです。
必ず、書面にしてその証跡を残しておくという点も重要です。
最悪の場合、訴訟なんて事も発生してしまうかも知れません。
その時に効力を発生するのは、その当時に交わした文書です。
ここに書いたのは、本当に最悪の場合ですが、備えておくこともリスク管理としては必要であると
言うことを覚えておいて欲しいです。
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